お願いだから、私の財布スラないで

列車にて、眠る美女
列車にて、眠る美女

バラナシからデリーに着いたらその日にハリドワール行きのバスに乗るはずが

バラナシのとき知り合った旅人たつきさんと偶然再会し

たつきさんは明日ハリドワールに行くということで僕もそれに合わせデリーで一泊することに

 

夕方デリー駅前のメインバザール(大通り)をぶらぶら歩いてると
インド人の若者達こすれるように体がぶつかった

あれ?こんな混雑してない路上でぶつかる事とかあるか?
と一瞬の違和感

もしや!と思いポケットを触ると財布がない!

振り返った時その若者達の足元に僕の財布がポトッと落ちた

2秒くらいの出来事

財布を拾いそこにいた若者の腕を掴んだ
はっきり見てなかったから誰が犯人かわからない
「おまえか?」
と聞いてもそいつは
「あいつだ」
と向こうの方からこっち向いてる奴を指差す

確かに振り向いた瞬間急いで走っていった奴もいた気がする

腕掴んだ奴の隣で相方みたいな奴がニヤついてる

すぐに警察に突き出してやりたかったが確証がない
くっそー!と思いながらも仕方なく見逃すことに

多分3人ぐらいがグルになってたんだと思います
腕を掴んだ若者の小奇麗な服装と不快な目つきが印象に残ってます

ムカついたけど若いくせにこんな事しやがってと何か悲しくなりました

気をつけないと!