ケニアのナイロビといえば南アフリカのヨハネスブルグに並ぶ危険な都市として有名で
地球の歩き方には観光情報ではなく街中でいかにして危険から身を守るかがひたすら書かれてるんで
どんだけ危ないねん・・・とナイロビに行くのが恐くてしょうがなかったけど
実際は何てこと無い都会だった
危険な雰囲気を感じることはあるけれど気をつけていれば大丈夫そうで
ヨハネスのような恐さは感じなかったし
人も良く飯も美味く物も安かったので毎日町をブラブラ歩いてた
そんな中、たまたま繋がった縁で
東アフリカ最大のキベラスラムの中で学校を運営している日本人の活動家早川千晶さんに出会い
日本からスタディツアーで来ているグループにまぜてもらうことでスラムの中を見学させてもらうことが出来た
キベラスラムの起源は約100年前に当時ケニアを植民地としていたイギリスによって
スーダンから連れて来られたヌビア人が住み着いたのが始まりだそうで
「キベラ」というのは当時のヌビア人の将軍の名前だそうだ
初めてスラムの中をちゃんと歩いて見たけど
「皆凄いとこ住んでるなぁ」という感心というか驚きというかそれ以外の言葉が出てこなかった
日本ではまず考えられない乳児遺棄やエイズ孤児、貧困にまつわる悲惨な話
スラムの中で逞しく生きている人々の話はここにいるからこそ心に響く
早川さんが運営している学校「マゴソスクール」に着くと子供達が歓迎の催し物で歌を歌ってくれて
僕ら日本人はそのお返しに日本の騎馬戦をやってみせ学校の教頭先生チームとの勝負になったが
日本人チームは負け、学校の子供達は大喜びだった
スラムのど真ん中にいることを忘れて暖かい時間を過ごした
このスタディツアーで日本から来た参加者のほとんどが女性でしかもほとんどが僕より若く
なんと一番下の子は家族で来た9歳の男の子
その上に高校2年生がいて皆の意識の高さと、その若さで一般的には危険なイメージがあるアフリカの
ましてやケニアのスラムに来る勇気に感心した
もう何十年もケニアの貧困を救うため活動を続けている早川さんのパワフルで骨太な生き方はカッコ良く
自分の中の旅へのモチベーションを大きく上げることが出来た
ナイロビ滞在がこんなに濃い毎日になるとは・・・
ケニアにはまた来たいな