Nepal

ネパール連邦民主共和国(ネパールれんぽうみんしゅきょうわこく)、通称ネパールは、南アジアの共和制国家(2008年に王制廃止)。

東、西、南の三方をインドに、北方を中国チベット自治区に接する西北から東南方向に細長い内陸国である。国土は世界最高地点エベレスト(サガルマータ)を含むヒマラヤ山脈および中央部丘陵地帯と、南部のタライ平原から成る。ヒマラヤ登山の玄関口としての役割を果たしている。

多民族・多言語国家(インド・アーリア系の民族と、チベット・ミャンマー系民族)であり、民族とカーストが複雑に関係し合っている。また、宗教もヒンドゥー教(元国教)、仏教、アニミズム等とその習合が混在する。

経済的には後発開発途上国である。農業を主たる産業とする。ヒマラヤ観光などの観光業も盛んである。

2010年

4月

27日

悪名高き国境スノウリで

デリーからゴーラクプルへは列車で13時間
夕方出発で明日の朝到着
車内は今までで一番のギュウギュウ詰め
僕の席には3人席なのにすでにインド人が5人座っている

インドで寝台列車での移動では3段ベッドの一番上を予約するのが常識ですが
今回は真ん中のベッド
真ん中のベッドは仮設なんで他の乗客が席に座ってる間は寝れない

今の体調でこれはキツイ!

ひどい熱気の中
おしくらまんじゅう状態の席でずっと下向いてたら
死にそうな僕の顔をさっきから腹立つくらいガン見してたおじさんが
ベッド出して良いよって言ってくれて助かった

朝になって起こされて
いつも通り列車は遅れて

2時間遅れでゴーラクプルについて
暑い中スノウリ行きのローカルバスを探す!

「スノウリへのローカルバスは無いぞ!これに乗れ!」
と絡み付いてくるインド人を無視しながら
バスステーションのスタッフっぽいおじさん達に聞いて
無人のバスに乗り込む
乗客がいっぱいになるのを待って

3時間スノウリ到着!

ネパールへの国境を探してると
怪しい紳士が
「ネパールにいくのかい?インドのイミグレーション(入国管理局)はあれだよ」
と教えてくれたのですが
インドのイミグレはびっくりするくらいしょぼい!
「え?これ?ほんまに?これ?」
と何度も確認してしまうほどの威厳の無さ
でも本物らしく

インドの出国手続きして
手数料高くてレートも悪い両替屋に連れて行かれて
「ネパールでインドの金は使えないからここで持ってる金全部変えていけ!」
と脅されて
(実際はネパールでも普通に使えますから両替は必要最低限かしなくても大丈夫

歩いて国境越えて次はネパールのイミグレへ
入国手続きを終えてビザももらい

次はポカラへのバスだなと思ってたら
イミグレにいてさっきから
「ネパールはインドと違って人も国も最高だぜ!」
と話しかけてくるインド人っぽいネパール人は旅行会社の人らしくて
怪しいけどもう今日はしんどいし良いかと思って
その人の会社のバスに乗ることに

イミグレで一緒にいたドイツ人女性と一緒に彼のオフィスへ行くが
オフィスがかなり胡散臭い

さっきまでずっと歯の隙間を綺麗にする糸でシーシー歯を磨いてた
顔にピアスだらけのドイツ人女性も
「これ怪しくない?あんたどう思う?」
と不安そうだったので
他のバスにするか話してたら

その話を聞いたインド人っぽいネパール人が怒って
「彼女をたぶらかすな!お前はバスに乗るな!どっか行け!」
と怒鳴るので
僕はさよならして
ここから乗り合いジープで近くの町バイワラに行き
そこからポカラ行きのバスに乗ることにしてジープを探してたら

さっきの怒ってたインド人っぽいネパール人が
「ジープなんかないぞ!だから俺のバスに乗れ!」
とずっと付いて来る

何なんだこのツンデレ野郎は

ちゃんとバイワラ行きのジープも見つけて
乗り込んでも
ついさっきまでニコニコしてた彼は怒り狂って
車外からFUCK YOU!」と叫び続けていた

何なんだこのツンデレ野朗は

その後のバイワラのバスステーションでは

ネパール人とインド人の集団が揉めてて軍人出動で
インド人がネパール人の女の子のトイレ覗いて警察に連行で


ネパールの公務員はしっかりしてるなと思ってたら

明日から2日間ストライキだそうで

国境は悪い人が多いです

2010年

4月

27日

のんびり、ゆるゆるな町ポカラ

田舎
田舎

インドからネパールに来て人の温かさに感動しています

国境からのバスでもネパール人の学生さんにほんとに良くしてもらって
リンゴくれたり
君の水はぬるいだろうと言って冷たい水くれたり

バスがポカラに着いたのは朝の4時で早過ぎて
宿をどうやって見つけようか困ってたら

タクシーに宿の位置から値段交渉まで全部やってくれて

「このドライバーが君の行きたい宿まで連れて行ってくれるから!
絶対お金これ以上払っちゃダメだよ!」

「じゃあ僕らは行くよ!気をつけてね!」

と爽やかに握手してくれてバイバイ

感激ですよ!
現地人からの無償の優しさは久しぶりだったので凄く嬉しかったです!

 

ポカラの町は観光地化されてて

ツーリストには過ごしやすくなってますが
町も広過ぎず現地人もツーリストもいい割合で

多過ぎず少な過ぎず落ち着いた町です


インドでは当たり前だった物乞いがいないのも良いところです

のんびりたそがれたい人にお勧めの町だと思います

2010年

4月

30日

カトマンドゥへ移動、これからエベレストへ

ポカラ
ポカラ

インドで一度別れたゴウさんとポカラで再び待ち合わせ

 

ネパールの首都カトマンドゥに来ました!
空気悪くてゴミゴミした町です

でも美味しい日本食レストランが多く
久しぶりに日本の味が食べれて幸せでした!

どこに行っても日本食が一番美味しい!


ていうか明日からネパール全土で

年に1度の無期限ストライキが始まるそうで
ストライキ中は交通機関はストップ、店もほとんど閉まっちゃうので洒落にならん!

明日の朝にはルクラという町に飛行機で飛んで
エベレストBC(ベースキャンプ)トレッキングに行きます!

 

カンボジアでの学校建設時にゴウさんと約束してたんですよね

 

なので2~3週間また音信不通になります!

高山病が心配ですが今から楽しみです!

スト中のカトマンは一変、シャッター街に
スト中のカトマンは一変、シャッター街に

2010年

5月

16日

目指せエベレスト!15日間のヒマラヤ街道登山生活

相方ごうさんと今回の最高到達点にて、後ろの黒い山がエベレストです
相方ごうさんと今回の最高到達点にて、後ろの黒い山がエベレストです

15日間かけて見に行ってきましたよー!

エベレスト
カンボジアの小学校建設で3ヶ月一緒だったゴウさんと頑張りました!

今回のゴールは2つあって


エベレストベースキャンプ(5364m)でエベレストにアタックする世界各国の登山隊を見ること

 

カラパタール(5545m)から世界最高峰のエベレストを拝むこと


でしたが
無事に両方達成できましたー!

 

登りで多いときは8時間、下りでは9時間歩き続ける事もあり
長いときは疲れで笑顔が消えて
ただ下を向いて無心で歩くゾンビ状態でした

シャワーも10日間くらい浴びれず頭はコッテコテで顔は雪焼けでバリバリ
上に登るほど酸素は薄くなり息も切れ
高山病もバッチリで下痢と頭痛で薬漬けになりながら
落ちたら死ぬような崖の上を歩いたり
とにかく寒かったです!ほんとに寒かった!

 

・・・辛かったっす

でも何日もかけて山を登るのは初めてで楽しかった
富士山を越える標高の山々に囲まれて見る景色は凄かった

道中出会う人や泊まった村での人々との触れ合いに癒されました!
山域で暮らすシェルパ族はネパール人ですがチベットがルーツで顔も日本人とそっくり
男性はたくましいし女性は良く働くといった感じで宿のお母さんが涙出るほど優しくて感動した
やっぱり良かったです!けどやっぱり寒かったなぁ

 

最終ゴールのカラパタールの頂上からエベレストを見た時
「これで終わりだなぁ」と一安心したものの
帰りも3日間くらい下らないといけないし気が抜けなかったんですが

下に降りて来た宿でゴウさんと乾杯した時に達成感がじんわり・・・
人生で一番美味かったですね~

体調悪くてゴウさんに迷惑をかけたり
逆にゴウさんがダウンしたり
1人だったら途中で諦めてたと思います

登山中に一番考えた事の事でした!
山の食事は高くて味も適当なものが多くて
毎日ゴウさんと日本帰ったら何食べたいかばっかり話してました

ということでカトマンドゥの町に戻ってきた朝にさっそく日本食レストランへ行ってきたんですが
もう味噌汁や納豆が気絶するほど美味すぎて天国でした!

次に向けての準備の間カトマンドゥで食道楽でもしたいと思いまーす!

青い空にカラフルなタルチョが映える
青い空にカラフルなタルチョが映える
道中、こんな感じです
道中、こんな感じです
ベースキャンプにはこれからエベレスト登頂を目指す各国のアタック隊が
ベースキャンプにはこれからエベレスト登頂を目指す各国のアタック隊が

2010年

5月

25日

日本を出発して、もう半年経過

ごうさんはオーストラリアでワーホリのためタイへ向かいお別れ
「またかじとは何年も会わないんだろうね~」
と言われると何だか寂しくなりますがこれからはまた一人旅です
9歳年上のごうさんからは大人として色んな事を教わりました

日本にいた時は30~40代の一回り年上の先輩と話す機会は中々無かったのですが
旅に出てからはそういった機会が多く
色んな話を聞けて良い人生勉強になってます

日本を出てもう半年も経ちました
世界一周するにはまだ時間が足りないけど
ふり返るとこれまで長かった
カンボジアに3ヶ月、インドに2ヶ月、そして今ネパール
まだ3ヶ国しか周れてないけど
学校建設やヴィパサナ瞑想、今回のエベレストBCトレッキングというように
(全て今回の相方ごうさんと一緒!)
旅の中で色々なことを達成することが出来て
今まで十分濃かったです

これからはどうなのかというと現時点では特にありません
まだ最低でも旅は半年続きます
これから半年後もまた充実していたと言えるように動いていきたいです

最近日本でのことを良く考えます
日本での生活
家族や友達はこの6ヶ月どう過ごしてたのか
海外からでも日本のニュースは見れるし
メールで連絡は取れますがやっぱり会って話がしたいですね!